平和への勇気――家庭から始まる平和建設への道』

ルイーズ・ダイヤモンド[著]/ニール・ドナルド・ウオルシュ[緒言]/高瀬千尋[訳]

2,310円(税込)

ISBN4-434-01775-6 C0011
平和への勇気――家庭から始まる平和建設への道 二十一世紀の聖職としての「平和建設」
パレスチナ、コソボ、キプロスなど、世界各地の紛争現場での長年にわたる「平和建設家」としての豊富な体験を通じて、著者ルイーズ・ダイヤモンドは真の平和建設が家庭、学校、企業といった日常的生活の場での平和な関係構築への努力と不可分であることを、具体的事例を挙げて詳述する。

読者の声
  • 著者はユダヤ系アメリカ人女性(1944年生まれ)で、幼い娘を引き取っての離婚、乳癌による両乳房切除手術とそれに伴う臨死体験などを経て平和建設かとして成長していった勇気ある人物。
    この本の最大の特徴は、世界の紛争現場での紛争解決や平和建設の仕事を「スピリチュアルな成長」と結びつけ、また、副題にあるように、平和建設という仕事を私たちの家庭やコミュニティのレベルで取り組むべき課題として扱っていることにある。
    彼女は平和建設という仕事を「21世紀の聖職」として受けとめ、その精神を「平和のスピリット」と呼んでいるが、その奥にはネイティブ・アメリカンのチェロキー族女酋長からの多くの教えがあり、この精神を私たちの心のなかに目覚めさせることが平和建設家の最も大きな使命だと認識している。
    緊迫する世界情勢のなか、21世紀に人類に課せられた最大の仕事は「平和建設peace building」しかないように思われてくるが、ダイヤモンド女史はこの本を通して高らかな呼びかけをしてくれる。必要なのは「平和への勇気」だけであることを。

    −−−竹嶋克二さん(「フォーラムニュース」2003年2月10日発行第8号での書評)
    (発行元:特定非営利活動法人 明るい社会づくり運動[略称 全国フォーラムネット]、会長:石原慎太郎)

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