この永遠の瞬間――夫オルダス・ハクスレーの思い出』

ローラ・ハクスレー[著]/大野龍一[訳]

2,520円(税込)

ISBN4-434-02555-4 C0011
この永遠の瞬間――夫オルダス・ハクスレーの思い出 五十代半ばのハクスレー夫妻と識り合い、マリア夫人の死後、乞われてその妻となったキャリアウーマン、ローラ夫人の、出会いから十五年後のハクスレーの死までをエピソード豊かに綴ったメモワール。
ハクスレー研究の第一級資料としてだけでなく、清冽なラブストーリー、含蓄豊かな人間ドラマとして、読む者に深い感動と励ましを与える書。物議をかもした彼のLSD実験の真意や、誤解されることの多かったその神秘主義思想の理解にも決定的な重要性をもっています。未公開写真多数収録。

読者の声
  • 『コズミック・トリガー』や『クリシュナムルティの世界』などで引用され、長年待ちに待ったこの本をついに読むことができました!ずっとオルダス・ハクスレーはユウウツで気むずかしい頭痛持ちかと想像していましたが、実際はニートなナイスガイだったんですね。彼の文章は2〜3ページ読むと頭が痛くなるのに、ローラ夫人へのラブレターはロマンチックで情熱的で、頭が痛くなるどころかうらやましくなりました。ローラ夫人は知性と感情、肉体と精神のバランスがよいのか、彼女の文を何ページ読んでも気持ちがいいです。「天と地の間に」もぜひいつか読みたいです。短い結婚生活にもかかわらず、ローラ夫人とオルダス・ハクスレーの共に過ごした日々が、今も永遠のように光輝やいて見えます。

    −−−藤沢市 Y. Mさん (女性)

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