“則天去私”という生き方──心理学からスピリチュアリズムへ』

明治大学文学部教授  三沢直子[著]

1,575円(税込)

ISBN4-434-07390-7 C0011
“則天去私”という生き方──心理学からスピリチュアリズムへ “意味ある人生”をどう生きるか
最終的に訪れる“死”をどう受け止めるか。
それは科学の問題ではなく、哲学・宗教の問題である。
限界に突き当たった心理カウンセラーが、
自らの体験を通して語る魂への提言。


著者はこれまで約20年間、精神病院、神経科クリニック、企業の総合病院神経科などにおいて、心理療法、心理検査を担当。母親相談や母親講座をはじめとする子育て支援活動、保育士・児童館職員・教師など、子どもに関わる人々の研修などに携わってきた。 その著者の関心が一転して、なぜスピリチュアリズムへと向かったのか? その経緯が子育て支援での様々な体験を軸に感動的に述べられているだけでなく、本題のスピリチュアリズムについても力強い筆致で簡潔にわかりやすくまとめてあり、優れた入門書にもなっている。
《本書の内容》
第一章 曲がり角
第二章 混迷
第三章 新たなる出発
第四章 心と体と魂と
第五章 スピリチュアリズムとは
第六章 スピリチュアリズムにおける訓え
第七章 スピリチュアリズムの日本的なあり方
第八章 エピローグ
あとがき:出版に当たって

私はこれまで心理カウンセラーとして子育て支援活動を中心に行ってきたが、できればいつか“よりよい人生の幕の引き方”や“より安らかな死の受容”をサポートできるような活動に切り替えたいと思ってきた。今後、本当に巨大地震や天変地異が起こるかどうかはともかくとして、いつかは必ずやってくる自分の『死』という問題を考え、また、そこから改めて現在の『生』を振り返ってみるために、本書が一人でも多くの方々にお役に立てれば幸いである。

――著者

主な著書:
『新版お母さんのカウンセリング・ルーム“家庭で子育て”から“地域・社会での子育て”へ』(ひとなる書房)、『殺意をえがく子どもたち――大人への警告』(学陽書房)『描画テストに表れた子どもの心の危機――S-HTPにおける1981年と 1997〜99年の比較』(誠信書房)、 『子どもたちはなぜ、9歳で成長が止まるのか――日本の「男性社会」が子供をダメにした!? 』(実業之日本社)


母親からの愛を得られず苦しむ人々に著者は言う。
「親や運命を恨んでばかりではいけない。今生での課題にしっかり向き合うならば、必ず天の助けがはたらく。見えないスピリットたちもあなたを応援してくれている」と。
本書は、日々を真摯に生きる女性心理カウンセラーが「なぜ私は、こんなつらい仕事を続けなくてはならないのか」と苦しみ続けた末に、霊的な真理に目覚めていったプロセスを語ったものである。

――明治大学文学部助教授 諸富祥彦

読者の声
  • 民間の認定カウンセラーではありますが、カウンセリングの勉強を日々続けつつ、私も母親の話し合いの場のお手伝いをしています。私は13年前に父が亡くなった時(今月十三回忌の法要をします)、たくさんのほんを読みあさり、又、色々なメッセージも受け取り、数々の共時性も体験し、「人は死んでも終りではない」ということを知りました。その後もずって本を読み、講演会に行ったりと、精神世界のことを勉強しています。
    そういった中、(三沢)先生の本とめぐり合いました。先生の本はカウンセリングの勉強の時、読んでいましたので、あのカウンセラーの方が精神世界に言及されている本を出されているなんてと少し驚きましたが、本を読み、とても勇気づけられ、うれしく思います。先生のような方がこの本を出されたことはとても意義のあることと思います。私も日々、どんな出来事にも感謝し、宇宙の神様を忘れないようにと、生活しています。素晴らしい本をありがとうございました。

    ――F. K.さん(女性、46歳、カウンセラー及び講師、東京都在住)

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