『哲学的探究における自己変容の八段階――「主体的経験の現象学」による〈エゴイズム〉とその克服過程に関する考察』
明治大学文学部教授 諸富祥彦[著]
2,520円(税込)
ISBN978-4-434-18180-1 C0011
自分自身の人生を〈哲学する〉とは、どういうことか?
著者独自の「主体的経験の現象学」によって、七年間にわたる内面的苦闘のプロセスを現象学的に分析。その成果を「〈エゴイズム〉の克服過程の五段階論」および「〈哲学〉的探究における自己変容の八段階論」として結実させた。
著者の初期論考の集大成。著者の七年間にわたる「地獄の苦しみの日々」の独白や、キルケゴール、フランクルらの思想についての詳細な分析も掲載!
《本書の内容》
■〈哲学する〉という方法──主体的経験の現象学
■人間の根源的自己中心性としての〈エゴイズム〉とその克服の過程
■〈哲学〉的探究における自己変容の八段階論
■〈哲学〉から〈宗教〉へ
■私自身の体験──哲学神経症とその極点における真理への覚醒
■カント、キルケゴール、フランクル──本書における理論構築の基礎
人が自身の切実な問題として、根源的かつ徹底的に「人生の真理」を、「本当の生き方」を問い求めぬく時、何が起こるのか? そして問いの極限においてついに問い自体が破れ、自己倒壊に至る時、その身に何が生起するのか?
著者自身の身に生じた自己変容の過程を分析した八段階論。
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《好評発売中》(3刷)
明治大学文学部教授 諸富祥彦[著]
『夜と霧』ビクトール・フランクルの言葉
どんな時も、人生には、意味がある
本書には、読者に熱く語りかけ、「魂」を鼓舞する、フランクルのメッセージを厳選し、以下の11のテーマ別に分類したものが収録されている。
■強制収容所での体験■愛することについて■生きることの「むなしさ」について■人生の「苦しみ」について■生きる意味について■仕事について■幸福について■時間と老いについて■人間について■神について■生きるのがつらい人へ───心理療法的助言と苦しみへの対処法
《1,785円》