ファミリー・コンステレーション――隠された愛の調和』

バート・へリンガー[原著]、グンタード・ヴェーバー+ハンター・ボーモント[編著]、小林真美[訳]

定価(本体2,500円+税)

ISBN978-4-434-21024-2 C0011

ファミリー・コンステレーション――隠された愛の調和

ファミリー・コンステレーションとは、愛情のもつれに起因する諸問題を人間関係のシステムに「隠された愛の調和」を取り戻すことで解決することを目指すもの。その法則を理解し、身をまかせるとき、愛は翼を広げる方法を思い出し、苦しんでいる家族や個々の人々の前に解決が自ら姿を現す。

ファミリー・コンステレーション(家族布置)は、それ自体が持つ癒しのための深い自然の力を現象化させる。まるで通過儀礼の過程にいるかのように、意識の境界を超えたところから、情報は言葉や音や映像のイメージとして与えられ、置き去られる過去と来るべき未来がそこで出会い、一つになる。

ファミリー・コンステレーションに画期的な洞察を加えたバート・ヘリンガー。本書は、その数々の洞察である、どのようなルールや法則に従うとき、愛は成就し、愛情関係が持続して満たされるものとなるかを分かりやすく解説している。

ヘリンガーの仕事を世界に広めた最初のベストセラー。

夫婦、パートナーシップ、親子関係、家族の中に起きる不和、鬱や引きこもり、居場所のなさ、繰り返される事故や病気など、誰もが自分を責め、親を責め、自己を否定しながら苦しんでいる。
しかし、それらの悩みや苦しみが、機能していない愛に由来しているとしたら。愛を求め、愛を受け取ってもらいたいと願いながら、その愛を流れさせる方法を知らない私たちへ贈られた、愛を成就させるための解説書。

〈本書で取り上げられる主な事項〉

● 愛が機能するために従う秩序とは ● 所属する意味 ● 受け継がれるトラウマの影響
● 良心と善悪は無関係であること ● 善悪と無関係に作用する家族システムに備わる良心
● 順位と秩序、バランスの法則 ● 中断された親へと向かう動きの後の影響
● 一人分の責任を負う ● 自分の場所で生きるとは ● 運命に頭を下げる

第1部 近親関係システムの現象学

第1章 罪、潔白、そして良心の限界
第2章 男性と女性:家族の基盤
第3章 両親と子どもたち
第4章 家族という集合体の良心
第5章 愛とその偉大なる魂


第2部 心理療法の考慮点

第6章 治療上の姿勢
第7章 役に立つ介入の方法
第8章 システム論に基づく心理療法の特定の主題

© www.kosmos-lby.com