『ヒーリング錬金術(4) アラビアの鉱物書 ― 鉱物の神秘的薬効 ―』
大槻真一郎[著]、澤元 亙[監修]
定価(本体1,400円+税)
ISBN978-4-434-24428-5 C0011
アラビア医学から、錬金術、各種宝石の薬効にいたるまで、著者の博物学的視点や人生哲学が散りばめられた解説を通して神秘への扉が開かれる。
大いなる自然の声をきく!
【本書の内容】
第1章 基本的な考え方について──序文と本文・第1項目をめぐって
第2章 『アリストテレスの鉱物書』への系譜とその成立
第3章 アレクサンドロス大王伝との関連で
第4章 アラビア医学について
第5章 錬金術との比較考察(1)
第6章 錬金術との比較考察(2)
第7章 各宝石の叙述について
〈既刊〉
「ヒーリング錬金術」(1)
『サレルノ養生訓』とヒポクラテス──医療の原点
本書第1巻は、医学のメッカ・サレルノで生まれた中近代ヨーロッパのベストセラー『サレルノ養生訓』をラテン語原典から訳出し、その基本となるヒポクラテス医学の特質をギリシア哲学との関連からユニークに解説。
「人間本来の自然を知り、自然に立ち返る」──医療の原点がここにある!
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「ヒーリング錬金術」(2)
中世宝石賛歌と錬金術──神秘的医薬の世界
本書第2巻は、パワーストーンを讃美する『石について(マルボドゥス著)』『リティカ(作者不詳)』の解読に始まり、ヘルメスの錬金術から「医化学の祖」パラケルススによる錬金術的医学へと展開される神秘的医薬の世界を、人生論を交えつつユニークに解説。
「真の医師は優れた信仰をもたねばならない」──錬金術的人生論!
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「ヒーリング錬金術」(3)
ヒルデガルトの宝石論 ― 神秘の宝石療法 ―
本書第3巻は、中世ヨーロッパ最大の賢女と讃えられ、薬草学の祖にして、神秘家、作家、詩人としても知られる修道女ヒルデガルトの『石の本』(『フュシカ(自然学)』収載)を読み解きながら、自然と信仰の調和からなる神秘的な宝石療法の世界を真摯に語る。
「よく浄化する者は、またよく治療する者である」──心身相関医学の極意!
宝石をブドウ酒に入れ、その酒を飲む!
祈りを通して魂の浄化をはかり、穀物・野菜・果実・ハーブ・動物など自然物による調和的な栄養摂取・体液バランス・身体浄化などを幅広く取り入れた神秘療法の世界(本文より)
第1章 いまヒルデガルトの宝石論を読むということ
第2章〜第9章 宝石論(1番目〜 26番目の宝石)
第10章 宝石療法の概観(1)
第11章 宝石療法の概観(2)